ついに蘇る!『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』 名場面や名勝負から大冒険をふり返ろう![Vol.4]

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Vol.4
ポケモンを交換したり! 対戦したり!
『ポケモン 赤・緑・青・ピカチュウ』の便利な通信機能!

4回目のこんにちは! ポケモン公式ガイドブックの著者、元宮秀介です。バーチャルコンソールソフト『ポケットモンスター ピカチュウ』が、ニンテンドー3DSのワイヤレス通信機能に対応しているのはご存知でしたか? つまり、ニンテンドー3DS同士で、ポケモンの交換や通信対戦が楽しめるのです。それも、当時よりはるかにお手軽に!

冒険で殿堂入りを果たしたら、次はポケモンずかんの完成や、通信対戦にチャレンジしましょう! 冒険の最初に託された、オーキド博士の“夢”を思い出しながら。

「この せかいの すべての ポケモンを きろくした かんぺきな ずかんを つくること!」


ポケモン交換の面白さ1
ポケモン仲間の輪が広がる!

『ポケットモンスター 赤』『ポケットモンスター 緑』『ポケットモンスター 青』『ポケットモンスター ピカチュウ』にはそれぞれ、ほかのソフトと交換しないと手に入らないポケモンが数種類います。つまり、ポケモンずかんの完成には、家族や友だちの協力が必要なのです。あなたの周りにいるポケモン好きな人に「昔のようにポケモンで一緒に遊ぼうよ!」と声をかけ、お互いに協力しあってポケモンずかんの完成に挑戦してみるのはいかがでしょうか?

僕が『ポケットモンスター 赤・緑』を夢中で遊んでいたときのこと。イーブイの進化形、シャワーズ、サンダース、ブースターの3匹すべてをポケモンずかんに登録したくて、何人もの友だちに熱弁をふるい、ポケモンの世界へ誘ったことが思い出されます。ポケモンの輪が広がると、めちゃくちゃうれしいんですよね!


ポケモン交換の面白さ2
ポケモンが通常よりも早く成長する!

交換でやって来たポケモンは、ポケモン勝負に出すと、通常の1.5倍の経験値を得ることができます。通常より早く成長するので、そのポケモンを強力な戦力として活躍させられます。また、そのポケモンが進化する種類であれば、通常より早くレベルアップして進化するので、ポケモンずかんの完成度が上がるメリットもあります。

通信交換でやって来たポケモンは、主人公が獲得しているジムバッジの数が多いほど、レベルが高いポケモンでも指示を聞いてくれます。つまり、ジムバッジが少ないと、ポケモンは言うことを聞いてくれないことがあるのです。

その話を耳にした僕は、好奇心を刺激され、交換で手に入れたポケモンを戦闘に出してみました。ジムバッジの数が少なかったので、ポケモンは命令を無視したり、なまけたり、あげくの果てには昼寝をしてしまったり…まさにやりたい放題! 僕はポケモンの身勝手な行動を目の当たりにしながら、口をポカーンと開けるばかり。

フレンドリーな顔の裏に隠されたシビアな顔。ポケモンの知られざる一面を覗き見してしまい、僕は軽いめまいをおぼえました。


ポケモン交換の面白さ3
多種多様なニックネームにふれる!

ポケモンのニックネームは、シオンタウンにいるせいめいはんだんしにお願いすると、変更できます。ただし、交換でやって来たポケモンにニックネームがついている場合は、変えられません。

しかし、このニックネームこそ、交換の面白さのひとつ。交換相手がつけたニックネームは、まさに“想定外”。自分では思いつかないセンスに感心したり、交換相手がニックネームをチョイスしたときの心理を探ったり、といろいろな楽しみ方ができます。

僕がこれまで見た中で最も感心したのは、「やん」で統一したニックネームです。フシギダネなら「ダネやん」、ヒトカゲなら「カゲやん」、ゼニガメは「ゼニやん」です。ポケモンたちがあたかも“自分のクラスメイト”のように感じられるセンスに脱帽しました。ニックネームは、本当に奥が深いです!


対戦の面白さ
人間同士ならではの高度な駆け引きを楽しむ!

冒険の途中では、たくさんのポケモントレーナーと戦います。それぞれの勝負ごとにドラマがありますが、実際に人と通信対戦を行うと、まったく異なる面白さを体験できます。通信対戦をする前は、自分のチームをどのようなポケモンで編成するのか、どんなわざをおぼえさせるのか、作戦を練りに練ります。また、対戦相手がどんなポケモンを繰り出して、どんな攻撃をしてくるのかを予想して、その対策も考えます。

対戦相手が人間だからこそ、展開はまったく読めません。それは対戦相手も同じ。だからこそ、“駆け引き”の醍醐味を味わえるのです。

通信対戦は、ポケモンのガチな知識が必要で難しそう、という印象を抱いている人がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。家族や友だちを誘ってカジュアルに楽しむ対戦も十分に面白いです。ぜひ通信対戦にチャレンジしてみてください!

©1995, 1996, 1998 Nintendo/Creatures inc./GAME FREAK inc.
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