「TYPE-MOON × コーエーテクモゲームス」が贈る、「Fate」シリーズの完全新作アクションRPG『Fate/Samurai Remnant』がNintendo Switchで本日発売されました。
「Fate」は、過去の英雄や伝説上の存在を「サーヴァント(英霊)」として召喚し、彼らを召喚した「マスター」である魔術師たちの姿を描く人気の伝奇活劇。最新作となる本作では、江戸で繰り広げられる7組のマスターとサーヴァントたちが最後の一組になるまで相争う“盈月の儀(えいげつのぎ)”の様子が描かれます。
さまざまな思惑が交差するなかで、紡がれる「Fate」シリーズならではのストーリー性は今作でも健在。本記事ではその奥深い物語を彩るキャラクターたちをひとりひとりご紹介しますので、これを読めば「Fate」初心者の方もきっと安心してお楽しみいただけるはず。ぜひ最後までご覧ください。
まずは、以下のトレーラーをご覧ください。セイバーをはじめとしたサーヴァントたちと過ごす江戸の町の様子や、逸(はぐ)れのサーヴァントたちの雄姿。そして主題歌に乗せて贈る本作の奥深い物語の一端をご覧いただけます。
ストーリー概要
慶安四年、江戸。
主人公“宮本伊織”は、手の甲に見慣れぬ痣(あざ)が浮かんでいるのに気づく。
それは、血煙と謀略の渦巻く恐るべき戦いに、伊織が我知らず身を投じることになる兆しであった。
ある夜、伊織は謎の集団に襲われてしまう。
人ならざる力を振るう鎧武者に追いつめられる伊織だが、そこに突然現れた、“セイバー”と名乗る謎の人物に救われる。
「——察するに、きみが、私の喚び人か」
この出会いを境に、伊織はあらゆる願いを叶える願望機“盈月”をめぐる“盈月の儀”に身を投じることになる。

探索と戦闘
本作では、主人公の宮本伊織を操作しながら伊織の視点から物語を楽しむ形になっています。その物語を進めるにあたって、探索と戦闘の2つの要素が重要なカギを握ることとなります。
キャラクターひとりひとりの紹介に先立って、まずは探索と戦闘について簡単にご紹介します。
江戸の町を探索
本作では、吉原、神田、赤坂など江戸の名所を探索することができます。町では、逸れのサーヴァントと出会うことがあり、交流を深めれば心強い味方となってくれます。

マスターとサーヴァントによる戦闘
マスターを操作し、人外の強さを持つサーヴァントと共に戦う本作の戦闘。人間では手に負えぬ強大な敵には、契約に基づいたさまざまなアクションでサーヴァントに手助けさせたり、直接サーヴァントを操作して立ち向かうことができます。サーヴァント同士の迫力の戦闘シーンも必見です。

それでは、本作に登場する魅力的なキャラクターたちをご紹介していきます。
“盈月の儀”を争う、7組のマスター・サーヴァント
7人のマスターたち
“盈月の儀”では「マスター」が、「サーヴァント」を召喚し、共に戦います。

(サーヴァント:セイバー)
大剣豪・宮本武蔵の養子にして弟子。江戸は浅草に住まう浪人。いまだ極められぬ剣の道を求めて、日銭を稼ぎながらも鍛錬に勤しむ日々を送っている。

(サーヴァント:バーサーカー)
吉原の楼閣・三浦屋の遊女。江戸で一、二を争う評判の美女で、大名をはじめ数多の男を魅了して止まないという。太夫とは最高位の遊女のことで、三大太夫の一人として持て囃されている。

(サーヴァント:ライダー)
烈士にして軍学者。多くの浪人に慕われ、江戸で軍学塾を開いている。幕府に思うところがあるようだが、“盈月の儀”を前に仕官を決める。

(サーヴァント:アーチャー)
英姿颯爽たる、快活な武人。先の南明皇帝であった隆武帝に重用され、国姓爺とも呼ばれる将帥。明の商人の子だが、母は日ノ本の生まれである。

(サーヴァント:ランサー)
幾重にも顔に布を巻いた、謎めく男。かつて天草島原で起こった、泰平の世を揺るがす大乱の生き残り。持てるものはなく、ひとり江戸へと現れる。

(サーヴァント:アサシン)
ガレオン船に乗って日ノ本へと来航した、異国の少女。スウェーデン貴族フレデリック・コイエットの娘であり、魔術の最高学府たる時計塔に所属する魔術師。

(サーヴァント:キャスター)
安倍晴明の裔にして、陰陽師の宗家たる土御門家の当主。“盈月の儀”の主催であり、見届け役でもあるというが……。







マスターたちはそれぞれの願いを持って“盈月の儀”に参加します。そして彼らは、願いを叶えるためにただ争うだけではなく、時に互いの利害のために同盟を組んだり、相手を利用しようと画策したりなど、さまざまな手段で勝利を目指します。
策謀が飛び交い刻々と趨勢が移り変わっていく様、そしてその中で揺れ動くマスターたちの想い。それらが複雑に絡み合うことで、感情を揺さぶられるような奥深い物語が紡がれていきます。
7騎のサーヴァントたち
過去の英雄や伝説上の存在であるサーヴァントは、人間をはるかに超える強大な力を持ち、“盈月の儀”における最大の戦力になります。とくに自身の伝説を元に繰り出される「宝具」は、すさまじい威力を誇る切り札となります。
ただし、自身の正体を知られることで、その逸話から弱点を探られてしまうなどの欠点もあり、宝具や自身の本当の名前である真名(しんめい)を隠し、基本的にはサーヴァント毎に割り当てられるクラス名を名乗っています。クラスは、例えば「セイバー」であれば剣を用いた戦いを得意とするなど、サーヴァントの特性にも影響しています。
サーヴァントの真名を推察しながら物語を読み解くのも、「Fate」シリーズの楽しみ方の一つになっています。

(マスター:宮本伊織)
「剣士」のクラスを持つサーヴァント。古風な装いを纏い、波打つ剣を振るう。突如として伊織の前に現れ、その危機を救ったが、伊織を弱いと断じ、“盈月の儀”を一人で戦うと言って憚らない。平穏な江戸の町並みに興味津々な様子。

(マスター:高尾太夫)
「狂戦士」のクラスを持つサーヴァント。真名は、新免武蔵守藤原玄信。宮本武蔵とも。宮本伊織の師匠にして、二天一流の創始者、天下無敵の大剣豪。……だが、伊織の知る師匠とは、かなり姿形が異なる模様。

(マスター:由井正雪)
「騎兵」のクラスを持つサーヴァント。黒鎧に身を包んだ、寡黙なる武者。身の丈ほどもある大太刀を淡々と振るい、無慈悲に敵を屠る。

(マスター:鄭成功)
「弓兵」のクラスを持つサーヴァント。眉目秀麗、忠勇義烈。マスターである鄭成功を好ましく思い、その戦いを助けるべく弓箭を自在に操る。

(マスター:地右衛門)
「槍兵」のクラスを持つサーヴァント。二本の槍と黒炎を操り、戦場に昏い花を咲かせる。常に陰鬱とした様子なのには、何か理由があるようだが……。

(マスター:ドロテア・コイエット)
「暗殺者」のクラスを持つサーヴァント。長い手足を鞭のようにしならせる灰衣の怪人。多数の妖蛇を眷属として呼び寄せ、操ることができるという。

(マスター:土御門泰広)
「魔術師」のクラスを持つサーヴァント。“盈月の儀”の裏側で何やら暗躍しているようだが、その目的も正体も一切の情報はない。







サーヴァントはマスターと協力し、“盈月の儀”の勝利を目指しますが、その思惑はそれぞれに異なります。それゆえマスターを弱いと断じる者、その生き方を好ましく思い積極的に手を貸す者など、マスターとの関係も多様です。
マスターのみでなく、サーヴァントたちの思いも入り混じることで、物語はさらに奥深さを増していきます。
マスターを持たない存在“逸れのサーヴァント”
通常、サーヴァントはマスターによって召喚されますが、なぜかマスターを持たない“逸れのサーヴァント”が、この世界に存在します。
「逸れのライダー」など本作で初登場となるサーヴァントだけでなく、「逸れのランサー」など、他の「Fate」シリーズでもお馴染みのサーヴァントも登場します。

「槍兵」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。真名は、クー・フーリン。身の丈を超える長さの朱槍を、己の身の一部のように扱う。好戦的な性格で、歯応えのある戦いを求めている。

「弓兵」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。真名は、アルジュナ。蒼き炎を纏う弓を持つ、白衣の戦士。清廉で常に礼節を忘れず、公明正大に振る舞う。

「魔術師」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。真名は、キルケー。鷹の如き翼を持つ、いじらしき魔女。その卓越した魔術によって、対する者たちを翻弄する。

「暗殺者」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。真名は、李書文。見慣れぬ装いに身を包む、眼光鋭き翁。武器を持たず、徒手空拳で戦う拳法家だが、その戦い方は過去の如何なる記録にも見当たらない。

「騎兵」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。真名は、タマモアリア。その可憐な容姿と、どこか浮世離れした言動で、男を虜にする。何かを乗りこなすのではなく、誰かが乗り物になってくれる系の騎兵のようだ。

「剣士」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。葦毛の馬を駆り、大太刀を振るう鎧武者。悪鬼と呼ばれる何者かを敵視し、討滅するため追っている。

「狂戦士」のクラスを持つ、逸れのサーヴァント。筋骨隆々の肉体を誇る長髪の闘士だが、バーサーカーゆえか理性を失っている。何の理由あってか、高尾太夫と共にある。

“逸れのサーヴァント”と交流を深め、絆を結ぶことができれば、一時的に戦場に呼び出して共闘することができます。人知を超えた力や強力な宝具で、伊織たちを助ける心強い味方になってくれるでしょう。
物語を彩る者たち
本作には他にもさまざまなキャラクターたちが登場します。その一部をご紹介します。

宮本伊織の義妹。養父・宮本武蔵亡き後は、小笠原家に養女として引き取られた。何かと無茶をしがちな兄を案じ、足繫く浅草へ通っては、甲斐甲斐しく世話を焼いている。

宮本武蔵の遺産の一つである、西洋魔術書。意思を持ち、宙に浮き、人の如く喋る。伊織にとっての魔術の師であり、自称、武蔵亡き後の親代わりのような存在。

浅草に突如として開店した縮緬問屋「巴比倫弐屋(ばびろにや)」の若旦那。常に傲岸不遜で、伊織たちのことも「雑種」と呼ぶが、店を訪れる子供たちに囲まれる姿を目撃されることも。

紅玉の書は、ゲーム中では「用語集」としての役割も果たしており、伊織だけでなくプレイヤーの味方にもなってくれます。基礎知識から、今作ならではの設定まで、初心者からコアな「Fate」ファンまで必読のテキストがてんこ盛りです。
また紅玉の書は、ストーリー中でも、“盈月の儀”のことを知らない伊織にさまざまな解説をしてくれる存在でもあるので、「Fate」シリーズ初心者の方にも楽しんでいただけます。
『Fate/Samurai Remnant TREASURE BOX』
本作の世界観をさらに楽しめる豪華版も用意されています。

本編ストーリー監修を務めた、「Fate」シナリオチームの桜井光さん&東出祐一郎さんによる描きおろし短編小説「慶安盈月食録(けいあんえいげつしょくろく)」や設定資料などが見られる冊子「Fate/Samurai Remnant material」をはじめとするさまざまなグッズに、パッケージ版ソフトがセットになった『Fate/Samurai Remnant TREASURE BOX』が、店頭などで販売中です。
『Fate/Samurai Remnant Digital Deluxe Edition』

さらにダウンロード版専用豪華版として、本作のイラストとBGMをゲーム中で楽しめるようになる「Digital Artbook & Soundtrack」や、今後配信予定のダウンロードコンテンツ3点を含むシーズンパスなどがセットになった『Fate/Samurai Remnant Digital Deluxe Edition』も配信中です。こちらもどうぞお見逃しなく。
Nintendo Switch『Fate/Samurai Remnant』は本日発売です。7人のマスターと7騎のサーヴァント。そのほかにも魅力的なキャラクターが多数登場し、手に汗握るバトルを繰り広げる本作をこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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