「戦闘を避け、敵に見つからないように潜入する」……いわゆる“ステルスアクションゲーム(かくれんぼアクション)”という新しいジャンルを確立させた「メタルギア」シリーズ。
その過去シリーズ作をまとめたコレクション第一弾となる『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1』が、KONAMIさんよりNintendo Switchで本日発売されました。
本コレクションは、「メタルギア」シリーズのうち、「METAL GEAR SOLID」の物語の第1作目~第3作目『METAL GEAR SOLID』、『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY』、『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』を含む7作品のほか、映像作品、デジタルブック、サウンドトラックなど多数のコンテンツを収録しており、 「メタルギア」シリーズならではの極限のスリル感や当時の興奮を存分に味わえます。
まずは、収録作品の魅力が詰まった、こちらの映像をご覧ください。
本記事では、本コレクションで初めて「メタルギア」シリーズに触れる方向けに、ゲームの進め方の基本と、収録されている「METAL GEAR SOLID」シリーズ初期の3作品についてご紹介します。
ゲームの進め方の基本
シリーズの基本は“潜入”
「メタルギア」シリーズの基本は、敵を倒すことではなく“潜入”。なるべく敵に見つからないように隠れながら進みましょう。



敵を発見! そんな時は……



敵に見つかってしまった!
赤い「!」は見つかってしまった時に表示される、「メタルギア」シリーズではお馴染みのマークです。見つかってしまったら、倒すほかに、その場から逃げ切るという方法もあります。

困った時は無線で情報を入手しよう
もちろん、ただ「見つからないように進む」「逃げる」だけではミッションは進まないこともあります。もし行き詰まったら無線で情報を集めることも重要です。連絡する場所や状況に応じて頼りになる仲間たちがミッションをバックアップしてくれます。とっさの判断が攻略のカギです。

以上が「メタルギア」シリーズの基本です。「敵に見つからないように進む」というゲーム性でありながら、緊張感のあるゲームプレイと、さまざまな人間模様が絡み合う重厚なストーリー展開が、本シリーズならではの魅力となります。
「METAL GEAR SOLID」シリーズ初期3作品について
ここからは、本コレクションに収録されている作品から、「METAL GEAR SOLID」シリーズ初期3作品『METAL GEAR SOLID』、『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY』、『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』について、それぞれの概要をご紹介します。
……と、その前に、本シリーズの世界観について、かんたんにご紹介します。これさえ読めば、これから「メタルギア」シリーズに触れる方もバッチリです。
◆「メタルギア」とは?
単独での作戦行動が可能な、核搭載二足歩行戦車の総称。機種によって外観や機能が異なるなど、開発された時代により多くのバリエーションが存在します。本シリーズでは、この新型兵器をめぐり、さまざまな物語が展開することになります。

◆主人公「スネーク」は複数人登場する?
「メタルギア」シリーズに登場する主人公のコードネームは全て“スネーク”。しかし、各作品ごとに見た目も立ち位置も異なります。あるときは隠居生活を送っていた元特殊部隊員として、またあるときはジャングルに潜入する特殊部隊員として……。どうやら複数人のスネークが存在するようです。
◆特殊部隊「FOXHOUND」
地域紛争やテロ活動に対処すべく編成された特殊作戦部隊。FOXHOUNDは、敵地に単独潜入し、秘密裏に任務を遂行することから、いわば「現代の忍者」とも言える部隊です。シリーズ第1作目の『METAL GEAR SOLID』では、「シャドー・モセス島」にある核兵器廃棄所を、FOXHOUNDが突如、占拠。元FOXHOUND隊員である「ソリッド・スネーク」が現地に赴くところから、物語がはじまります。
◆「伝説の兵士」と呼ばれる男、「BIGBOSS」
「20世紀最強の兵士」とも称される男。かつては特殊部隊FOXHOUNDの総司令官でもあったようですが……。「メタルギア」シリーズの各タイトルにさまざまな形で関わる重要人物です。

それでは以下、シリーズ初期3作品の各概要をご紹介します。
『METAL GEAR SOLID』
2005年、アラスカのシャドー・モセス島にある核兵器廃棄所が、特殊部隊FOXHOUNDによって占拠された。彼らの要求は伝説の兵士「BIGBOSS」の遺体。政府は元FOXHOUND隊員であるソリッド・スネークを召集、単独潜入任務を依頼する。彼はテロの首謀者「リキッド・スネーク」が自らに酷似していることに衝撃を受け、現地へと向かう。


元FOXHOUND隊員で、潜入任務のスペシャリスト。アラスカで隠居生活を送っていたが、特殊部隊FOXHOUNDが占拠したシャドー・モセス島に潜入することになる。
『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY』
前作(『METAL GEAR SOLID』)のシャドー・モセス島での事件後、メタルギアの技術情報は世界中の闇市場(ブラックマーケット)に流出してしまう。それらを破壊・根絶する為に結成された反メタルギア財団「フィランソロピー」のメンバーとなったソリッド・スネーク。謎の新型メタルギアを追ってアメリカ海兵隊の偽装タンカーへと潜入したソリッド・スネークだが、敵の罠に嵌ってしまい、タンカーとともにハドソン湾へと沈んでしまう……。
その2年後、海上除染施設がテロリストに占拠され、アメリカ大統領が人質に。さらに、テロの首謀者が、死んだはずのソリッド・スネークを名乗る事態に。大統領を救出するため、特殊部隊FOXHOUNDは、新人隊員「雷電」を現地に派遣する……。


元FOXHOUND隊員。シャドー・モセス島事件(前作『METAL GEAR SOLID』)後、反メタルギア財団「フィランソロピー」に身を置き、闇市場(ブラックマーケット)に流出したメタルギアの技術情報や新型メタルギアの根絶を目指している。

特殊部隊FOXHOUNDの新人隊員。今回が初の実戦任務となる。
『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』
物語の舞台は、2000年代から、冷戦の時代へ……。ネイキッド・スネーク──のちの「BIGBOSS」は、兵器開発の第一人者である科学者ソコロフを奪還すべく、ソ連へと向かう。だが、スネークの師であり、第二次世界大戦で活躍した伝説の英雄「ザ・ボス」の裏切りにより、任務は失敗してしまう。その1週間後、スネークはソコロフの救出とザ・ボスの抹殺を命じられ再びソ連へ──。


第二次世界大戦で活躍した伝説の英雄ザ・ボスの最後の弟子。彼女を師とし、戦闘、破壊、諜報技術などを学んでいた。技術者ソコロフを奪還すべく、単身でソ連に降り立つ。
また、本作は上記以外にも、「メタルギア」シリーズの原点である『METAL GEAR』や、その続編『METAL GEAR 2 SOLID SNAKE』、フルボイスで紡がれるデジタルコミックやデジタルサウンドトラックなど、さまざまなボーナスコンテンツが数多く収録されています。これらのボーナスコンテンツは、前回記事でたっぷりとご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1』は本日発売です。なお、「METAL GEAR SOLID」シリーズ初期3作品は、それぞれ個別にダウンロード版でもご購入いただけます。重複購入にご注意ください。
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