ついに蘇る! 『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』 名場面や名勝負から大冒険をふり返ろう![Vol.3]

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Vol.3
あれ?意外と簡単だ! 『ポケモン 赤・緑・青・ピカチュウ』の難所攻略!

「おーす! みらいの チャンピオン!」

ポケモン公式ガイドブックの著者、元宮秀介です。今回も自分の体験をふり返りながら、『ポケットモンスター ピカチュウの面白さをお伝えしていきます!
さて、当時のプレイヤーたちが『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』の思い出を語りあうとき、「あそこは難しかったよねえ」と必ず盛り上がる、“定番”ともいえる難所があります。でも、心配ご無用! それらの難所も「発想の転換」をすれば、簡単に切り抜けられます。レッツ ポジティブシンキング!
3つの難所と、それらをクリアするヒントを紹介しましょう。


難所攻略1
冒険の最初にヒトカゲを選んでも大丈夫!

ヒトカゲが大好きで、オーキド博士から冒険の最初にヒトカゲをもらったプレイヤーは多いですよね! しかし、ヒトカゲを選んだプレイヤーは「最初に挑戦するジムがニビシティジムだったから、本当に辛かった…」と、口々に苦い思い出を語るのです。ニビシティジムで繰り出されるポケモンは、イシツブテとイワーク。どちらもいわ・じめんタイプなので、ヒトカゲがほのおタイプのわざで与えるダメージは、通常の半分に減ってしまいます…。おまけに、いわタイプのわざはヒトカゲの弱点。受けるダメージは、通常の2倍に増えてしまうのです…。

僕はゼニガメを選んだので、ニビシティジムは楽勝でしたが、なるほど、こうして分析してみると、ヒトカゲを選んだみなさんの大変さを実感できました。

しかし、ヒトカゲを選んだとしても、ニビシティジム攻略は、じつはそれほど難しくありません。理由は、ニビシティジムにいるポケモントレーナーは、ジムリーダーのタケシをふくめて、わずか2人だからです。そう考えると、気が楽になりませんか?

1人だけのポケモントレーナーを倒したら、いったんジムを出て、ポケモンセンターで「てもち」のポケモンを全回復させましょう。そして、フレンドリィショップで「キズぐすり」を買えるだけ買って、タケシとの勝負でおしみなく使うのです!


難所攻略2
ケンタロスを手に入れるなら『ポケモン 青』か『ポケモン ピカチュウ』を選ぼう!

「150種類のポケモンの中でつかまえるのに最も苦労したのはケンタロスだ」という僕の意見には、多くのプレイヤーがうなずいてくださるものと信じています。サファリゾーンに生息する野生のケンタロスは、めったに出会えず、出現したとしてもすぐに逃げ出してしまうためです。くやしくて、何度涙を飲んだことか。当時、ポケモンずかんの完成に挑戦していたとき、“残りの1匹”だったのが、このケンタロスだったのです。

ニンテンドー3DSバーチャルコンソールソフト『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』の購入を検討しつつ、「さすがにもうケンタロスの捕獲では苦労したくない」という人に向けて、有効なアドバイスをお伝えします。
ずばり『ポケットモンスター 青』か『ポケットモンスター ピカチュウ』を選んでください!
『ポケットモンスター 青』では、ケンタロスが野生のポケモンとしては出現しませんが、街の人との交換で手に入れることができるのです。18ばんどうろのゲートの2階にいる男性にペルシアンを渡して、交換してもらいましょう!
『ポケットモンスター ピカチュウ』は、『ポケットモンスター 赤・緑』よりも、野生のケンタロスと出会いやすくなっています。朗報ですよね! ……逃げ足の早さは変わりませんが。

※画面写真 1枚目:『ポケットモンスター 赤』、2枚目:『ポケットモンスター 青』、3枚目:『ポケットモンスター ピカチュウ』


難所攻略3
厳しい洞窟は貴重な野生のポケモンの宝庫!

チャンピオンロードやハナダのどうくつは、長く厳しい洞窟です。苦難の道のりを思い出す人も多いでしょう。
しかし、気持ちを切り替えると、これらの洞窟も、がぜん楽しくなります。貴重な野生のポケモンがたくさん出現するので、ポケモンずかんの完成に大いに役立つからです。
例えば、『ポケットモンスター 赤・緑』の場合、チャンピオンロードなら、ゴーリキー、ゴローン、ガラガラなどと出会うことができます。また、ハナダのどうくつなら、プクリン、ユンゲラー、ドードリオ、マルマイン、サイドン、ライチュウ、スリーパーなどと出会えます。ポケモンずかんの完成度が上がると思えば、洞窟で迷うことも楽しく感じられるはず! 探索の前には、「ハイパーボール」をたくさん用意しておきましょう。


プラスワン
僕はこんな「てもち」で遊んでいました!

1996年の発売日に『ポケットモンスター 赤』を買って遊んだのが、僕の最初のポケモン体験です。発売直後ですから、今のようにポケモンに精通しているわけもなく、冒険の仲間となる「てもち」のポケモンの選び方は “フィーリング”でした。
直感だけで決めた「てもち」のポケモンですが、やはり愛着は深いです。僕が『ポケットモンスター 赤』で殿堂入りを果たした「てもち」を紹介します。みなさんも当時の「てもち」を思い出してみましょう!

1)
ゼニガメ

オーキド博士から冒険の最初にもらったパートナー。ひでんわざ「なみのり」をおぼえるので、ポケモン勝負でも、水上の移動でも、大活躍してくれました。この感激が忘れられず、僕は『ポケットモンスター』シリーズでは、ずっと、みずタイプのポケモンを選び続けています。

2)
ピカチュウ

発売当初から、そのかわいい姿が話題になっていたピカチュウ。僕は常に「てもち」に加えて冒険していました。強くなるとはわかっていても、ライチュウに進化させたくなくて、「かみなりのいし」はしばらく使いませんでした。

3)
ナゾノクサ

ひでんわざ「いあいぎり」をおぼえられるポケモンを探して、ようやく見つけたのがナゾノクサでした。進化してクサイハナになると臭い匂いを発し、ラフレシアになると花粉をまき散らす。そんなお騒がせな生態も、ポケモンらしくてユニークで、お気に入りでした。

4)
イワーク

最初に出会ったときは、その体の高さにビックリ! 「このポケモンは強いに違いない!」とひらめき、すぐに仲間にしました。ただし、冒険の途中で、どちらかといえば攻撃よりも、防御向きのポケモンだと知ることになります。

5)
ピッピ

ピカチュウと同じように、アイドル的な人気を集めていたピッピ! その愛らしい姿からは想像できなかったのですが、ひでんわざ「かいりき」をおぼえます。洞窟では、岩を動かして道をつくる手助けをしてくれました。

6)
ポッポ

一度行った街に飛んでいける、ひでんわざ「そらをとぶ」。あまりの便利な効果に、「早く使ってみたい」と思いました。「そらをとぶ」はそのネーミングから、翼を持ったポケモンがおぼえるだろうと予想がついたので、親しみがわく姿のポッポを「てもち」に加えました。

©1995, 1996, 1998 Nintendo/Creatures inc./GAME FREAK inc.
©2016 Pokémon. ©1995-2016 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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