タクティカルRPG『タクティクスオウガ リボーン』が、スクウェア・エニックスさんよりNintendo Switchで本日発売されました。
1995年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されてから27年。時を経て進化を遂げた本作は、現世代の技術を取り入れてパワーアップしたビジュアルやサウンドをはじめ、さまざまな思想を持った登場人物たちによって描かれた物語、リメイクされたバトルデザイン、豊富なやり込み要素などが見所となっています。
まずは、そんな本作の見所がぎゅっと詰まったこちらの映像からご覧ください。
本作のゲームシステムについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
ゼテギネア大陸の遥か彼方、ヴァレリア島で起こる紛争を描いた物語
ゲームの舞台はヴァレリア島。
海洋貿易の中継地として古くから栄えていましたが、常にその覇権を巡って民族間の紛争が絶えない場所でもありました。
そんなヴァレリア島も、後に覇王と呼ばれるドルガルアという男によって全土が統一され、ようやく安定した統治が始まりましたが、彼には後継者がいませんでした。
王の死後、再び国家は分裂し民族間の争いが始まりました。対立しているのは貴族階級のバクラム人、人口の大半を占めるガルガスタン人、少数民族のウォルスタ人の三民族です。
物語は、少数派のウォルスタ人が他の民族に追い詰められた状態から始まります。
キャラクター紹介
（CV：前野 智昭）
ウォルスタ人。主人公の青年・デニムの視点で物語は展開し、彼を巡る人々の運命とヴァレリアの歴史が大きく動いてゆきます。デニムの住む港町ゴリアテが暗黒騎士団に襲撃された際、父・プランシーを連れ去られてしまいます。以後、ウォルスタ解放軍の同志として、姉のカチュア、幼なじみのヴァイスと共にバクラム、ガルガスタン陣営に対してゲリラ活動を行っている中で、大国新生ゼノビア王国からやってきた聖騎士ランスロットたちと出会い、物語は進んでいきます。
（CV：Lynn）
デニムの姉。ウォルスタ人。幼い頃に母親を亡くし、以来父と弟の3人で暮らしてきました。弟・デニムに過剰なほど愛情を注ぎ、神父でもある父の手ほどきで、プリーストとしての修行を積んでいます。弟のデニム、幼なじみのヴァイスらとともにゲリラ活動に参加しますが、それは理想のためというより、弟・デニムを失うのを恐れるがゆえであります。
（CV：杉山 紀彰）
ウォルスタ人。唯一の肉親であった父親を暗黒騎士団によって殺され、天涯孤独の身となってしまいました。ウォルスタ人が虐げられていることに強い反感を抱き、積極的にゲリラ活動に参加。行動力に富み、デニムとはお互いを補い合える関係です。
（CV：阪口 周平）
ゼノビア人。元新生ゼノビア王国聖騎士団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市バルナ出身。騎士団の不祥事からゼノビア王国・トリスタンの怒りを買い、身分を剥奪、国外追放を命じられてしまいました。数人の仲間と共に傭兵の仕事を求めて各地を放浪していたところ、デニムたちと出会うことになります。
（CV：三上 哲）
ローディス人。ヴァレリア島北方に位置する大国「ローディス教国」がバクラム人の指導者ブランタとの密約に応じてヴァレリアに送り込んだ「暗黒騎士団ロスローリアン」の総長を務める男。同騎士団は同国の国主・サルディアン教皇直属の騎士団であることから、ランスロットは教皇の片腕的存在と推測されています。
（CV：中村 悠一）
ゼノビア人。元新生ゼノビア王国魔獣軍団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市ペシャワール出身の有翼人。ランスロットと同様に、騎士団の不祥事から身分を剝奪され、国外追放の処分を受けました。有翼人は通常人より3倍の寿命を持つため、見かけはとても若いです。風の力を利用した特殊な技を用いることから「風使い」の異名を持ちます。
マルチストーリー＆マルチエンディングで展開される物語
プレイヤーの選択によって展開や結末が異なる「マルチストーリー＆マルチエンディングシステム」が採用されている本作は、主人公の青年・デニムの視点で物語が進行します。
物語の合間に選択肢が出現し、プレイヤーの下す決断によって彼を巡る人々の運命とヴァレリアの歴史が大きく動いていきます。
思想の違いにより敵味方にわかれるキャラクター、そして新たなキャラクターとの出会い。プレイヤーであるあなたの決断によって、思いもよらない衝撃的な展開が待ち受けるかもしれません。
自分だけの騎士団をつくりあげていく
物語の中で自ら騎士団を率いることになる主人公のデニム。デニムの騎士団に所属し、共に戦う団員達のことをこのゲームでは「ユニット」と呼びます。
ユニットの詳細画面
さまざまな「クラス」に所属する団員であるユニットは、異なる能力を持っており、主にバトルで敵を倒して勝利することや、店で装備品を購入したり魔法を覚えたりすることで、育成、強化していくことができます。
また「クラス」ごとに、レベルアップした際に上昇するステータスの内容が異なり、例えばウィザードならINT（知力）が、バーサーカーならSTR（力）が、ナイトならVIT（生命力）の値が上昇しやすいといった特性があります。
誰を仲間にし、どのクラスでどう育てるのかはあなた次第。自分だけの騎士団をつくりあげていきましょう。
編成画面ではユニットにセットされた団員たちの細かいステータスが確認できます。
クォータービューによる高低差のあるフィールドで展開されるタクティカルバトル
ワールドマップで敵がいる拠点に入るとバトルへと突入します。デニムの騎士団の中から出撃ユニットを選択し、配置を決定すると出撃となり、出撃後、バトルフィールド上に自軍、敵軍それぞれのユニットが配置されるとバトルがスタートします。
本作はターン制ではなく、各ユニットが持つ「WT（ウェイトターン）」を消化した順に行動が可能となります。この「WT」は武具の重量やクラス、行動によって算出されるため、ユニットの行動順は常に変わり続け、敵味方の攻防が入り乱れる中、高い戦術と深いドラマが融合した臨場感あふれるバトルが楽しめます。
遊びやすさを追求した便利機能
新生『タクティクスオウガ』となる本作は、バトルの倍速モードやオートセーブといった便利な機能が搭載され、遊びやすさも追求されています。
また、プレイヤーの選択しだいで物語が大きく変わるのがこのゲームならではの面白さですが、本作では、一定条件をクリアすることで現在の兵力を維持したまま歴史を遡ることができる「運命の輪 W.O.R.L.D.」システムが搭載されており、「もしもあのとき、別の選択をしていたなら……」を体験できます。
さらにバトルでも、「運命の輪 C.H.A.R.I.O.T.」システムによって数手前まで戻って行動を選び直すことが可能になっており、1つのミスが勝敗を左右する戦術性の高かったバトルが、初心者の方でも気軽にプレイできるようになっています。
『タクティクスオウガ リボーン』は本日発売です。一新されたバトルや、フルボイスのカットシーンによる新たなプレイ体験をぜひお楽しみください。
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