「Hello! インディー」第8回 小さな「1分」を積み重ねて冒険を進める『Minit』

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Hello! BOKUです。

千里の道も1歩から。
ローマは1日にして成らず。
壮大な冒険も1分の積み重ね。

……ということで、今回紹介する『Minit』(ミニット)は、そんな1分の積み重ねで進むゲームです。

「1分」の積み重ねで世界が広がる達成感

『Minit』では、主人公は1分経つとスタート地点の家に戻されてしまいます。
なので、このゲームでは1分でプレイしなければいけません。

「いやいや、いくらなんでも1分は無理だよ、BOKUさん」って思いました?

そんなことはありません。そして、決して「何度もやられながら操作を覚えて、それを1分以内で完璧に実行することで進むゲーム」ではありません。

1分でスタートの家に戻されると言っても、同じことを何度もやるわけじゃないんです。
家から徒歩1分圏内だけではさすがに行ける場所が限られているんですが、手に入れたアイテムはなくならないので、ちょっとずつできることが増え、行けるところが増えていきます。そうして、ちょっとずつ進んでいけるんです。

ジョウロを手に入れたら、リスタートしても家の横にジョウロが置いてあるようになります。

先に進めなくても、その1分で得た情報は次の1分に役に立つ。そうして、「これで次の1分で進める!」となったときの高揚感。
1分以内で終わる小さなステージを次々にプレイしているような感覚でしょうか。

謎を解き、主人公をパワーアップして、次の1分に繋げていく。
その先にゴールがあるんですね。

ハート(体力)の最大値も維持されます。

それぞれの1分に意味があり、同じ1分はないんです。うーん、現実世界に通じるものを感じさせられますね。

長くても1分ごとにはリスタートしなければいけないんですが、リスタートが早いのと、どんなに無駄が発生しても1分だけなので全然苦になりません。
逆に、やめ時を見失って「あと1分、あと1分だけ……」とプレイしてしまいます。

途中に何か所かセーブポイントがあって、そこからリスタートできるようになります。

1分という手軽さと、その中で少しずつ進んでいく達成感。
白黒のドット絵なのに、気持ちいいBGMで冒険に入り込んでしまう。
そして、ちょっと独特なジョーク。(翻訳が大変だったそうですよ……)
こんなところが『Minit』の魅力だと思います。

翻訳される前はなんて言っていたんでしょうね。これらは重要なヒントなのか、それともただのジョークなのか……。

洞窟探索していたら1分経っちゃった。
とか、
お年寄りがゆ~~っくり喋るもんだから、それを聞いていたら1分経っちゃった。
とか、
そんな風にすぐに1分経ってしまいます。でも大丈夫、すぐに次の1分に行くだけです。

おじいさんがゆ~~っくりしゃべる間にも時間は進んでいきます。

プレイしていると、難しいところが出てきて、どうやって進むのか悩む場面もあるかもしれません。もし行き詰まっちゃったとしても、調べてもあまり攻略情報が出てこないので……なんとか頑張ってください!!(きっとなんとかなる!)

クリアしたあとは、ハードモードをプレイすることができるようになりますので、こちらにも挑戦してみてくださいね。

それではみなさん、よいインディーライフを!

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edited by : SOEJIMA・BOKU
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