2019.11.7
Nintendo Switch  Indie World

秋におすすめ! 芸術的なムードを放つインディーゲーム4本をご紹介。

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気温もぐっと冷え込み、秋の季節になってきましたね。
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、…とさまざまな表現がある季節ですが、今回は「芸術の秋」をテーマに、SOEJIMAとBOKUの2人からおススメのゲームを4本紹介したいと思います。

見た目だけではなく、物語の語り方も「美しい」

木々が色づくこの季節に、深い「美しさ」を感じられる『GRIS』はいかがでしょうか。

パッと画面を見ただけでわかる、芸術的なグラフィックス。細かな線で描かれた風景が、淡く象徴的な色使いで塗られていて、印象的です。

でも、このゲームの「美しさ」は、この見た目の部分だけじゃないんです。

色を失った灰色の世界。崩れ落ちた石像。何の音も聞こえない。そして、うつむきながらゆっくりと歩く少女「Gris」。始まりはここからです。

そして、進むにつれ、世界に色が少しずつ取り戻され、Grisにできることも増えていきます。

最初は、灰色の荒廃した世界。

進んで行くと、少しずつ色を取り戻していきます。

直接的に物語が語られることはありません。でも、静かに響く音や、徐々に変化する世界から、Grisの内面的な変化を感じさせる。この語り方が本当に美しい!

ボクの解釈ですが、深い悲しみによって自分を失ってしまったGrisが、少しずつ自分を取り戻していく姿が表現されているのかなと思いました。

追ってくる黒い影は、何を表すのか。

青色とともに、自分の何かも取り戻しているように感じます。

ゲームとしては、プラットフォーム(※)アクションです。フィールド内を探索し、光を集めたり、Gris自身にできることが増えたりすることで、次へ次へと進んで行くという流れ。アクションの難易度は高くなく、どこに進むべきか悩むこともあまりないので、どなたでもこの「美しさ」を楽しんでもらえると思います。

(※)プラットフォームゲーム:キャラクターをジャンプさせて、地面から落ちないように進むゲームのこと。

ポップミュージックのアルバムみたいなゲーム

どこか切なく、もの悲しい気分になる、秋の季節。

そんな感傷的なハートに響く、ゲームと音楽アルバムを融合させたような『Sayonara Wild Hearts(さよならワイルドハーツ)』をご紹介します。

主人公は、恋に破れ傷ついた少女。

彼女は夢の中で、心に潜む「もう一人の自分」へ立ち向かっていくことにーー。

少女は、自分には覆面ライダー「ザ・フール」という別の顔があることを知る。

オリジナルのポップサウンドに合わせてスコアを狙う、シンプルなリズムアクションゲームなのですが……その溢れだすセンスに圧倒されてしまいます。

バイク、スケートボード、ダンスバトル、レーザー射撃、殺陣、そして失恋……と、多様なステージ演出が用意されており、どれもドラマティックかつテンポよく展開されるので飽きさせません。

ステージのバリエーションも豊富。こんな演出もあります。

お気に入りは5曲目「Begin Again」、なんて素敵なメロディだろう。

そこまでボリュームはありませんが、クリアしてみると1つの音楽アルバムを通しで聞いたような感覚になり、不思議な甘酸っぱさが胸に残ります。特にラストステージの演出では、ぐっと込み上げるものが……。

イヤホンやヘッドホンなど、音に没入できる環境でぜひプレイしてみてください。

幼馴染とともに懐かしい思い出の島々をめぐる

子どもの頃の懐かしい思い出に浸りながら、秋の夜長を過ごすのはいかがでしょうか?

『The Gardens Between』は、懐かしさにあふれるパズルアドベンチャーです。

隣同士に住んでいる幼馴染の2人。その片方が引っ越すことになってしまいます。

明かりのついた窓と、そこから垂れ下がる布。

夜中にこっそり集まるこのツリーハウスも、2人で作ったもの。

そこで、2人は思い出の品が散らばっている島をめぐりながら、ひとつひとつの思い出をたどっていきます。ソファで一緒にビデオゲームをしたこと、一緒にツリーハウスを作ったこと、夜の公園で一緒に星空を見上げたこと――。

それぞれの島の頂上に着くと、それらの思い出が星座になって昇華します。

思い出の品であふれる島。ボクたちにとってもどこか懐かしい雰囲気。

2人の思い出が、ひとつずつ星座に。

このゲームの特徴は、キャラクターではなく時間を操作するということ。時間を進めたり戻したりすることで、しかけを解いて2人が進めるようにしていきます。そして、ランプの光を頂上に灯したらクリア。

キャラクターを自由に移動させることはできないので、時間が進んだり戻ったりする中で周りの物がどう動くのかをしっかりと見極めることがポイントです。

のこぎりの上を進んで戻って……どうなるかわかりましたか?

恐竜の骨だけ進めたり戻したりするという場面も。

手塗りのアートワークで表現される、精霊オリの冒険

最後は、まるで絵画の世界に入り込んだような映像美を堪能できる『Ori and the Blind Forest: Definitive Edition』をご紹介します。

ニブルの森に棲む、小さな精霊オリと森の住人ナル。

親子のように過ごしていた2人の幸せな日々が、ある夜を境に、一変してしまうところから物語は始まります。

一夜にして衰退してしまったニブルの森。残されたオリは、故郷を救うべく旅に出る。

2Dプラットフォームアクションである本作のステージは、全てが手塗りのアートワークで表現されています。この幻想的な世界から繰り出されるストーリーアニメーションは必見。例えばこのオープニングのシーン、言葉はなくとも感情移入してしまう不思議な魅力があります。

こう見えてアクションは歯ごたえがあり、何度も倒されてしまいます。そこで本作では「セーブポイント」を好きな位置に作れます。倒されてもすぐ戻れるので、強い敵や難しいギミックの前ではとても便利!

ただ、セーブに使用する「エナジー」は攻撃などさまざまなアクションでも消費されます。これによって「いつセーブするか?」を考えながら進む必要が出てきて、ゲームにいい緊張感を与えてくれていますよ。

「ソウルリンク」でセーブポイントをどこに作るか?エナジーの使い過ぎには要注意!

敵の登場シーン、迫力があります。

 

それではみなさん、よいインディーライフを!

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