ヨッシーが登場するこま撮りアニメ。その制作現場をご紹介!

  • この記事をシェアする

みなさん、今月より4本公開してきた、ヨッシーたちが登場するアニメーションはご覧いただけたでしょうか?

このアニメは、ニンテンドー3DS『ポチと! ヨッシーウールワールド』のゲーム内に、全部で30話収録されています。

じつは、このアニメは「こま撮り」という少し変わった手法で撮影されているんですが、ご存じでしたか? 今回のトピックスでは、そんなこま撮りアニメーションの制作現場をご紹介してみたいと思います。

1秒のための12枚

「こま撮り」とは、人の手によって人形を少しずつ動かしながら撮影していく手法です。ヨッシーや小道具の細かな動きを確認しながら1枚ずつ撮影していますので、ひじょうに手の込んだアニメーションとなっています。

今回のアニメでは、1秒間に12枚の写真が使用されていて、例えばこの12枚をつなげると・・・

このように動きました!
たった1秒の映像でも、何時間もかけてこの12枚を撮影しています。
とても気の遠くなる作業ですね・・・。

こま撮りの撮影現場

では、実際にどのようにしてこま撮りアニメは撮影されているのか、ご紹介します。

こちらがアニメを撮影している現場です。さまざまな機材や道具があり、少しごちゃごちゃしていますね。

写真をよく見ると、ヨッシーたちに金具が取り付けられているのがわかります。この金具は「リグ」と呼ばれ、これを使ってヨッシーの位置を固定しています。

ヨッシーの表情のヒミツ

お話の中で、ヨッシーはさまざまに表情を変えています。いったいどのように表現しているのでしょうか?

上の写真(左)は、ヨッシーの目のパーツの一部です。このパーツを1コマずつ張り替えて、細かな表情やヨッシーのまばたきを表現しています

▲困った顔?眠たい顔?

▲ウインクヨッシー

ちなみに、こま撮りアニメに登場するのは、あみぐるみヨッシーのamiiboのように見えますが、じつは少し違います。

▲「アニメのヨッシー」(左)と、「amiiboのヨッシー」(右)

こう見ると、手足の長さが違うのがわかりますね。

アニメのヨッシーには、金属製の関節人形が入っていて、実際は固く重たいんです。この関節のおかげで、細かい動きを表現できたり、ヨッシーのポーズを固定したりできるというわけなんです。

固定器具はそのまま撮影

こちらは、この現場で撮影した写真と、実際のアニメの比較です。

じつは、固定する金具が付いたまま撮影されており、後から編集できれいに消されています。「こま撮り」という一見伝統的とも見て取れる手法のなかにも、最新の編集技術が使われているんですね。

メイキングムービーがありますので、こちらもご覧ください

アニメ制作陣よりメッセージ

こま撮りアニメの制作協力をいただいている、ドワーフのアニメーター、峰岸裕和さんからメッセージをいただきました


◆峰岸裕和さんのコメント
こま撮りで撮ったヨッシーは、ゲーム画面のヨッシーとはまた一味違う個性的な動きをしています。その違いをお楽しみいただければと思います。


なお、30話のこま撮りアニメーションのすべては、ゲーム中で見ることができます。1日1話ずつお話が増えていきますので、ぜひ毎日ゲームを開いてみてください。さらに、アニメの視聴後にはクイズが出題され、正解するとヨッシーの冒険を手助けするビーズがもらえます!

みなさんも、『ポチと! ヨッシー ウールワールド』で、 冒険の息抜きにこま撮りアニメをお楽しみください!

ポチのamiiboも

最後に、アニメのように動く・・・わけではありませんが、ご紹介したこま撮りアニメにも登場する「あみぐるみポチ」のamiiboも発売しています。ポチのamiiboで3DSの下画面をタッチすると、コース中いつでもポチを呼び出して、一緒に冒険することができます。

ヨッシーだけではなく、今作のポチの活躍にもどうぞご注目を!

©2017 Nintendo Developed by Good-Feel

この記事のほかにも、こんな記事があります。