イチからはじめる『Nintendo Switch Sports』。「ゴルフ」にチャレンジ。

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こんにちは。ゲームの情報をお届けするWebメディア「GameWith」編集部のわにと申します。

今回の記事では、Nintendo Switchソフト『Nintendo Switch Sports』に2022年11月に追加された新種目「ゴルフ」の遊び方や、スコアアップにつながるテクニックやコツについてご紹介します。

※この記事では「Joy-Con(R)」を使った右利きでの操作でご紹介しています。

「ゴルフ」の基本ルールと遊べるモード

「ゴルフ」では、実際のスポーツと同様に「どれだけ少ない打数でカップに入れられるか」を競い合います。各ホールごとに規定の打数(パー)が設定されており、それに対しかかった打数(±0はパー、-1はバーディ、+1はボギーなど)をスコアとして記録し、その合計で競い合います。

「近くの人と遊ぶ」(オフラインプレイ)では、家族や友人と最大4人でホール数・コースを選んで遊べます。また、じっくり練習したいときには1人プレイで遊ぶことも可能です。

初級・中級・上級といった難易度別にホールが用意されていますので、ゲームを始めたての方はまず3ホール・初級のコースをプレイし、操作に慣れるのがおすすめです

「世界の人と遊ぶ」「フレンドと遊ぶ」(オンラインプレイ)では、世界中のプレイヤーや遠く離れたフレンドと対戦を楽しめます。世界のプレイヤーとの対戦では、最大8人で同時にコースをまわりながら、打数の多い人から脱落していく「サバイバルゴルフ」がお楽しみいただけます。
※オンラインプレイを遊ぶにはNintendo Switch Onlineへの加入(有料)が必要です。

オンラインプレイでできることや、始めるまでの手順の解説は別の記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。

より上手くなるためのコツ・基本編

ここからはゴルフが少しでも早く上手くなるための知識やコツについてご紹介します。まずは基本編として、覚えておきたい要素や意識すべきことについて解説していきます。

ホール上の地形を把握する

まず覚えておきたいのが、ホール上の地形についてです。ここでは地形ごとの名称とその特徴について説明していきます。

フェアウェイ

最初にご紹介するのは「フェアウェイ」です。こちらはティーグラウンド(1打目を打つ位置)から、グリーン(カップが設置されたパットで打つエリア)までの間にある、縞模様のエリアを指します。

ホール上でもっとも狙い通りに打てるエリアになるので、いかにフェアウェイにボールをキープしながらグリーンを目指せるかが重要です。

ラフ

次に、「ラフ」はフェアウェイに比べて色の濃い芝の部分を指します。ラフから打ち出す際はショットバーの最大量が減り(通常の4分の3)、ショットが曲がりやすくなるため注意が必要です。

なるべく避けたいエリアですが、ホールの大部分を占めるためフェアウェイへ乗せられなかった際はラフに止まってしまう場面も多くなります。ただ、ショットに影響はあるもののリカバリーできないエリアではないので、気にせず次のショットでフェアウェイかグリーンを狙いましょう

バンカー

次に「バンカー」は、ホール上の砂地の部分を指します。ラフと同様にショットが曲がりやすくなり、クラブによってはラフよりもショットバーの最大量が減ってしまうため、入れないよう注意したいエリアです。

OB・ペナルティエリア

最後に「OB」「ペナルティエリア」です。OBはラフの外側に広がる一番色の濃い芝のエリア、ペナルティエリアはホールの池や水辺などのエリアです。

どちらもプレーが続けられないエリアで、入ってしまった場合ペナルティとしてスコアが+1されます。ラフやバンカーとは違い、打つ機会もなくスコアが増えてしまうので、このエリアには打ち込まないように気をつけましょう。

クラブの特徴を覚える

ホールの特徴の次は、クラブの種類についてご紹介します。クラブは大きく分けて5種類存在し、それぞれ飛距離、弾道などが異なります

打つ際はカップまでの距離に応じて適切なクラブが自動で選択されます。基本は選択されたものを使用する、で問題ないのですが、向かい風の場合は「より飛距離が出るもの」、高い弾道だと木に当たってしまいそうな場合は「弾道が低いもの」、といった具合にクラブを切り替えて打つ方がよい場面も出てきます。

慣れてきたら状況に応じて適切な飛距離・弾道のクラブを選べるようにしておきましょう。

クラブの種類

・ドライバー
一番飛距離の出るクラブ。弾道は低め。

・スプーン
ドライバーの次に飛距離の出るクラブ。弾道はドライバーより高く、アイアンより低い。

・アイアン
狙う距離に応じて細かく使い分けられるクラブ。3〜9番までの番号が振られており、番号が大きくなるほど飛距離が短く、高く打ち上がる。

・ウェッジ
グリーン付近の短い距離のアプローチショットや、バンカーから抜け出す際に使用するクラブ。

・パター
グリーン上でカップを狙う際、打ち上げずに転がして打つクラブ。

素振りでスイングを調整

ボールを打つ前はZRボタン押さずにコントローラーを振って「素振り」を行い、スイングの強さ・向きを確認しましょう。

ショットの強さを表示する「ショットバー」と画面右の「ミニマップ」には同じ間隔で“点”が並んでおり、ミニマップの点は「地形がフラットな場合の落下地点」を示しています。ミニマップの点を参考に打ちたい場所を決め、ショットバーで対応する点の位置にあわせるようにスイングの強さを調整していきます。

ショットの強さを調整

ショットパワーの目安は、振りかぶったときにショットバーに表示される白いラインで確認できます。ボールを打つ際に極端に強い、または弱いスイングにならない限りはライン付近の強さで打てるため、力を入れすぎず・抜きすぎずスイングすることを心がけましょう。

また、スイングはしっかり振り切ることが大切です。中途半端なスイングだと想定よりも弱いショットになってしまうため、振り切る意識を持つことでよりイメージ通りに打てる確率が上がります。

手首を固定し、強く振りすぎない

まっすぐなショットを打つために、スイング時は手首を固定しつつ強く振りすぎないことを意識しましょう。手首が曲がっていたり、強く振りすぎたりしてしまうと、バーが左右にブレてショットが曲がってしまいます。

ZRボタンでショット位置に入るまではXボタンで何度でも構え直すことができますので、素振りやショットの前にはこまめに構え直すクセをつけておきましょう。あわせて力を入れすぎないことを意識すれば、まっすぐなショットが打てるはずです。

風をチェックして打つ強さ・方向を決める

ホール上には風が吹いており、その影響によってショットが変化します。追い風・向かい風のときは「ショットの強弱」、横風のときは「ショットの向き」、といった具合に風向きと風速によってショットがどう変化するかを予測し、強さと方向を決める必要があります

風の情報は画面右上に表示されており、数字が風速、矢印が風向きを表しています。風の強さは「青→黄→ピンク」で色分けされており、ピンクが最も強いので、最初は色でざっくりと認識しておくのもよいでしょう。

慣れるまでは風がショットにどれくらい影響するのかがイメージしにくいので、たくさんホールをまわり多くのパターンの風を体感していくことが、正確なショットを打つための近道です。

パターはより慎重に

グリーン上ではパターでカップインを狙います。パターは振りかぶった際にショットバーのラインが表示されず、他のクラブよりもパワーを調整するのが難しいため、素振りは念入りに行いましょう。

パターの際は、スティックを押し込んでカメラを切り替えるとグリーンのかたむきがチェックしやすくなります。

Bボタンで見られる高低差とあわせて確認し、カップまでの勾配から曲がり方を予測して、打つ方向とベストなショットの強弱を決めていきます。

より上手くなるためのコツ・基本編まとめ

・ホールのエリアやクラブの特徴を覚える。
・素振りは大切。ショットの強さと曲がりを念入りに調整。
・風速、風向きからボールの曲がり方を予測する。
・パターはグリーンのかたむきを確認し打つ方向を調整。

より上手くなるためのコツ・応用編

続いて、さらなるスコアアップにつながるテクニックをご紹介します。

カップへ寄せることを意識

アプローチショットでカップを狙う際は、ボールがどれくらい転がるかをイメージし、手前から転がしてカップへ寄せていきましょう

ミニマップのバーでカップとぴったりくらいの強さで打ってしまうとボールはカップ奥へ遠ざかってしまいます。少し弱めで打つ意識を持つと、カップに寄せやすくなりスコアが安定します。

また、グリーンに近い位置からアプローチを打つ場合は、弱いショット(バーの1つ目の点あたり)で打つ必要も出てきます。その際に気をつけたいのが、弱く打とうと力を抜きすぎると思い通りのショットが打ちづらくなる点です。

弱く打ちたい場面ではボールとインパクトする瞬間にある程度力を入れる意識で振ると打ちやすくなるので、素振りでイメージを掴んでから打つように心がけましょう。

ホールの高低差を意識する

ホールに高低差がある場合、ミニマップに表示されているショットバー通りのパワーで打っても狙った位置に飛ばないケースがあります。打ちたい場所の高低差によってショットの強さを調整する必要があるので、ケースごとに動画でご紹介します。

高い位置に打つ場合

低い位置に打つ場合

バックスピンで狙ったところにボールを止める

慣れてきたらバックスピンでのショットも狙っていきましょう。バックスピンは、スイングを振り切らずに途中でピタッと止めることでかかります。コントローラーを真下で止めるほど強くかかり、スイングが強ければさらに強いスピンになります。

バックスピンは、主にアイアンやウェッジでカップに寄せる際に使います(ドライバーとスプーンではかけることができません)。上手くバックスピンをかけられると、ボールを転がさずに狙った位置へピタッと止めたり、カップ奥から手前に転がしたりと、よりカップへ寄せやすくなります

バックスピンは使いどころに注意

カップへ寄せやすくなるバックスピンですが、使う際に気をつけておきたいこともあります。

ひとつはカップ付近の高低差です。例えばバックスピンをかけたボールの落下地点が手前に向かって下りだった場合、スピンによってボールが転がりすぎてしまい、カップから離れてしまう可能性があります

逆に手前に向かって上りの場合は止めやすくなるので、アプローチの際はまずBボタンでグリーンの高低差を確認しましょう。

もうひとつはカップの位置です。カップの位置がグリーン奥にある場合、無理にバックスピンをかけず手前から転がしたほうが寄せやすい場合があります。1つ前で紹介した高低差とあわせて確認し、バックスピンをかけるか判断していきましょう。

より上手くなるためのコツ・応用編まとめ

・カップへは直接狙うのではなく寄せることを意識。
・ホールの高低差からショットの強さを調整。
・バックスピンを活用しカップに近づける。

隠しコマンドを入力して「本格派モード」に挑戦

ちなみに、プレイ前にあるコマンドを入力すると「本格派モード」と呼ばれる機能を楽しむことができるので、こちらを最後にご紹介します。

このモードでは、画面上の各種ガイドが消えた状態となり、より本物のゴルフに近い状態で楽しめます。ミニマップや風の表示、ショットバーなどが表示されなくなるため、普通にプレイするよりも難易度が高くなります。

本格派モードは、「近くの人と遊ぶ」または「フレンドと遊ぶ」でプレイできます。スポーツ選択でゴルフを選ぶときに「ZR+R+A」ボタンを押して、普段と違う効果音が鳴ったらコマンド入力成功です。今回の記事を読んで上達したら、ぜひ腕試しにチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

ここまでゴルフの基本ルールとおすすめの遊び方、そしてより上手くなるためのコツをご紹介しました。

紹介してきた数々のコツの中でも、やはり一番意識しておきたいポイントは「素振り」です。実際のゴルフでもそうですが、素振りを丁寧に行い、打つ際にいかに理想のスイングを再現できるかが、上達への近道です。

自分のイメージ通りのショットが打てたときはとても気持ち良いので、今回の記事を参考にぜひ『Nintendo Switch Sports』のゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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edited by : GameWith編集部 わに
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