2023.6.1

「日常」を暮らし、「非日常」を戦う。独自AIにより描かれるジュブナイルRPG『LOOP8（ループエイト）』がNintendo Switchで本日発売。

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完全新作ジュブナイルRPG『LOOP8（ループエイト）』が、マーベラスさんよりNintendo Switchで本日発売されました。

まずは、こちらのゲーム紹介映像をご覧ください。

『LOOP8（ループエイト）』は、どこか懐かしいとある田舎町「葦原中つ町（あしはらなかつまち）」が舞台のジュブナイルRPG。人類の7割を滅ぼした未知の災厄「ケガイ」との戦いに身を投じながら、さまざまな人々と関わり成長していく、主人公・ニニのひと夏の冒険が描かれます。

また本作は、搭載された独自のAIシステムによってキャラクターたちが生身の人間のように意思を持ち、プレイヤーを含めたそれぞれの人間関係が自立的に構築されていくのが特徴です。その構築された人間関係が、常にバトルや物語に影響をおよぼすため、本作ではプレイヤーごとに異なる体験が楽しめるようになります。

本記事では、そんな本作の舞台やキャラクター、AIとあなたの「選択」が織りなすゲームシステムについて、さらに詳しくご紹介します。

※過去2回の記事はこちら（第1回、第2回）に掲載しております。よろしければ、あわせてお読みください。

プロローグ

どこか懐かしい日本の片田舎「葦原中つ町」へ降り立ち、住人たちとの平穏な「日常」を送る主人公・ニニ。

やがて彼は自らの過酷な運命から、人類を脅かす厄災「ケガイ」と戦う「非日常」に身を投じていくこととなります。

幾度もの「ループ」をくり返し、たどり着く「夏の終わり」とは――。あなたの「選択」で紡ぐ、あなただけの「8月」が始まります。

登場キャラクター

本作の主人公・ニニや、物語で出会う葦原中つ町の12人の住人たちを、あらためて以下にご紹介します。

ニニ（CV. 梶原岳人）
日本名は大山太一郎（おおやまたいちろう）で、本名はノウス・ネモ。今作の主人公で、葦原中つ高等学校に転校してきた1年生。暮らしていた宇宙ステーション“きぼう”がケガイに襲われ、逃げるように地球へ降り立った。なお、その襲撃で両親は死亡。地球の文化に戸惑いながらも町の人達との交流によって少しずつ前を向いていくが、そこでは過酷な運命が待ち受けていた……。全てを見透かす特殊な力「見鬼の才」の持ち主。

コノハ（CV.和氣あず未）
本名は大山木葉（おおやまこのは）。今作のヒロインで、葦原中つ高等学校の1年生。ニニの遠縁にあたる人物で、現在は色々あって一人暮らしで家事をこなしながら高校生活を送っている。母性の塊のような性格で、急に家へ引っ越してきたニニに対してもさっそく世話を焼いている。先祖は代々神社の神官だが、小さい頃に巫女に選ばれなかった過去を持つ。

イチカ（CV.古賀葵）
本名は朔夜（いちか）で名字は無し。ニニと同じく、葦原中つ高等学校に転校してきた高校1年生。課せられた大いなる使命を全うするため、周囲には理解されずに孤軍奮闘している。実は世間知らずの超が付くお嬢様で、対ケガイの切り札として英才教育を受けてきた「神討ちの巫女」と呼ばれる巫女にして戦士。いっぽうで世間一般には疎く、かなりの不思議ちゃんと思われているところもある。

ベニ（CV.梅澤めぐ）
本名は紅姫天王（べにひめてんのう）。神の御使いで、ニニを過酷な運命に連れて行く存在。元は人間で、その頃の名残から紅姫となっており、人間だった時の記憶も全てではないがあるようだ。普通の人間には普通の少女に見えているが、「見鬼の才」を持つニニの目にはキツネ少女に見えている。その能力に目を付けてから、ニニを対ケガイの神々側の戦力にしてコキ使おうと考えている。

サル（CV. 鈴木崚汰）
本名は沢田邦彦（さわだくにひこ）。葦原中つ高等学校の1年生で、生まれも育ちも葦原中つ町の住人。非常に面倒見がよい。部員の足りない野球部メンバー。学校の成績も足りない。父を早くに亡くし、現在は母子家庭。小学生の頃は木登りが得意だったためにサルや猿田などと呼ばれている。また鷹揚な性格でケガイを見てもあまり動じない程である。

ホオリ（CV.八代拓）
本名は火折幸（ホオリサチ）。以前大きな事故に遭い、生死の境をさまよったが約1年の入院を経て学校に復帰。そのため他の1年より年上だが、ニニたちと同じく葦原中つ高等学校の1年生である。趣味はサーフボードで、全国大会にも出られる程の腕前を持つ。そのうえ美男なのだが女性には興味がないようで、何かとニニにちょっかいをかける。そこには何か理由があるようだが……。

マキナ（CV. 河瀬茉希）
本名はハヅチ＝マキナ・ロートボーデン。日本で造られた機械の少女で年齢不詳だが製造年を考慮するとニニたちと年は近い。本物の人間ではない自分を出来損ないだと考えており、そのことに深く傷ついている。外から来たニニも同じ出来損ないだと捉えており、それゆえニニにシンパシーを感じている。父親の命で夜な夜なケガイを討伐しており、それ以外は特技の編み物をつくっている。多種多様な火器を召喚して武器とする。

ミッチ（CV. 中澤ミナ）
本名は飛梅三智子（ひうめみちこ）。葦原中つ高等学校の1年生で趣味は読書。将来を見据えて勉強中だが、金銭的な理由により通っていた塾に行けなくなってしまった。そのうえ唯一のオアシスに感じていた図書館もケガイの影響によって閉館となってしまい、社会に疎外されていると不満を持っている。そもそも家庭の事情でこの町に来たことにひどく怒りを感じており、こんな世界は無くなってしまえばいいとさえ思っている。

ナナチ（CV. 宮崎遊）
本名は須久那那智（すひさななち）。両親が出生届けを出した時の不手際で那那智となった。葦原中つ高等学校の1年生で自らをオタクと認めている。趣味はある方面では多彩で、鉄道模型作り、ジオラマ作成、オカルト研究など。ニニが転校してきた際には無邪気に、「宇宙人が僕の学校に来た」と喜んでいた。典型的なオタクに見えるが友人と感じた相手には真摯に向き合う一面を持つ。将来は異世界転生して恋をしたいと夢見ている。

クニ（CV. 村中知）
本名は江南邦江（えなんくにえ）。20代後半で未婚。数少ない葦原中つ高等学校の教師で、この町に一人暮らしをしている。ケガイが猛威を振るう状況下でも生徒の学力向上を目指しており、熱血を超えた授業は生徒も辟易しているのだが、それは生徒たちの将来を心から心配している気持ちからきている。また科学信奉しており、ケガイやこの世界の現状を全て陰謀論やプラズマのせいだと考えているようだ。

マックス（CV. 濱野大輝）
本名はバルドゥル・マックス。アラサーで未婚。クニと同じく葦原中つ高等学校のドイツ人教師。マキナの設計、創造者でもある。マキナに父と呼ばせており、一緒に暮らしている。ドイツに住んでいた頃に妹をケガイに殺害された過去があり、その復讐のために呪術と機械を融合させた兵器開発を密かに行っている。日本にはまだ馴染めておらず、葦原中つでは浮いた存在のため同じ境遇のニニを可哀そうだと思っている。

タカコ（CV. 谷口夢奈）
本名は若国高子（わかくにたかこ）。小学6年生だが、平均身長よりも高いことから同級生の男子にからかわれて以来、年上の友達を欲しがって葦原中つ高等学校に出入りしている。自称、中学0年生。早く大人になりたい一心から町一番の悪女を公言しており、みんなの妹とも自負している。極端な寂しがり屋で、ニニに対して気が弱そうでつるみやすそうだと近づく。ニニをお兄ちゃんと呼び、妹キャラをさっそく発揮している。

テラス（CV. 種﨑敦美）
本名は大山照子（おおやまてるこ）。ニニをマゴマゴくんと呼ぶ。年齢は29歳で若く見えるが、実はニニの祖母である。その理由についてテラスいわく、「ニニが住んでいた宇宙ステーションは時間の流れが違うため、夫と娘を宇宙に送り出して2年でこんなことになってしまった」とのこと。大山家の当主の姉で元はコノハと一緒に住んでいたが、今は町をぶらぶらしているキャンパーとなっており、仕事はしていないようだ。

あなたの「選択」次第で変化する物語

本作には、独自のエモーショナルAI「カレルシステム」が搭載されています。カレルシステムは、プレイヤーが選択した行動に応じて、周囲のキャラクターの感情や人間関係など、ゲームの進行そのものを変化させていきます。

つまり、他プレイヤーと同じ体験をすることはありません。どのような夏が紡がれるのかは、プレイヤーであるあなたの「選択」次第です。

キャラクターたちと関係を築く「日常パート」

プレイヤーは、葦原中つ町で生きる主人公・ニニとなり、「日常パート」と「非日常パート」を繰り返しながら8月の1か月間を過ごします。

「日常パート」では、町や学校での生活を楽しみながらキャラクターたちと関係を築くことができます。

場面や相手の様子をよく見て、最適な「提案」をしよう

日々の生活では常に時間が流れ、キャラクターたちはそのときの欲求や人間関係に応じて行動していきます。プレイヤーは彼らと同じように、なにを行い、どのように振る舞うのか自由に選択することができます。

また、あなたは、キャラクターたちに対して希望する行動や自分の気持ちを「提案」することができます。キャラクターたちはあなたの「提案」にさまざまな反応を示し、その後の関係性や彼らの行動に変化を起こすことができます。

そして、主人公・ニニは、特殊な力「見鬼の才」により、他キャラクターの心を“見る”ことができます。相手の気持ちを読み取り、今の相手が受け入れてくれそうな最適な「提案」を行うことが、あなたが望む人間関係を構築する近道になりますよ。

「関係値」によって変化する人間関係

人間関係には「友情値」、「愛情値」、「嫌悪値」の3つの関係値があります。それぞれの関係値の高さによって、キャラクターの態度も変化します。

「提案」を行い、関係値が上昇すると、キャラクターとの関係が変化。「名コンビ」から「戦友」になることもあれば、選択によっては「敵対」や「絶縁」関係になってしまうことも……。

また、ニニは「友人」だと思っていたのに、相手キャラクターからは「知人」だと思われていた……なんてことも。細かい積み重ねが後々の人間関係に響くことを忘れずに。

また、日々ふれあうキャラクターたちの中には、ケガイに憑りつかれた「宿主」が潜んでいます。日常の変化に注意を払い、ループを駆使しながらケガイの「宿主」との対決に備えましょう。

関係性を力に変えて日常を守る「非日常パート」

「非日常パート」では、宿主に憑りついたケガイと対決するために、「黄泉比良坂」と呼ばれるダンジョンに挑むことになります。

現し世とあの世の狭間「黄泉比良坂」

「日常パート」でケガイの宿主を探し出すと、ケガイの本体が潜む「黄泉比良坂」を探索することができます。「黄泉比良坂」では、ケガイの残滓がニニたちを襲うほか、ケガイの宿主との関係性に応じたさまざまな難関が待ち受けています。

あなたが築いた人間関係が「強さ」に

ケガイとの戦闘は最大3人パーティーでのターン制コマンドバトルで挑みます。ただし、プレイヤーが操作できるのは主人公・ニニのみ。仲間となる2人のキャラクターは、自らの感情や他のキャラクターとの人間関係によって行動します。さらに、対峙するケガイの宿主との人間関係や、戦闘での強さでさえも、「日常パート」での過ごし方によって決まります。

つまり、「日常パート」でのあなたの日々の「行動」や「選択」が、「非日常パート」でのケガイとの戦いを大きく左右します。

また、攻撃スキルにも「友情」、「愛情」、「嫌悪」の3属性があります。戦闘中に使える技もキャラクターとの関係性によって増えていくほか、戦闘中に選択した属性により、戦闘に参加した全てのキャラクターの関係値や、敵味方の強さが変化していきます。

「ループ」で8月を繰り返す

ケガイとの戦いで体力がゼロとなったキャラクターは消滅し、その後の物語からも消えてしまいます。そのまま物語を進めることもできますが、消滅したキャラクターを救いたいなど、何かをやり直したいときは、テラスに「提案」してみましょう。物語のスタート地点である8月1日までタイムループすることができます。